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ホワイトニングにはどのような方法がありますか?

たばこを吸ったり、コーヒーや紅茶、ワインなどを習慣的に飲むと、歯の表面から内部にまで色素が沈着し、歯ブラシなどで磨いてもとれなくなってしまいます。ホワイトニングとは、歯の内部に取り込まれた色素を、専用の薬剤で分解、除去して歯を白くする方法です。

 



ホワイトニングには、ご自宅でご自分で行うホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。



 




    


ホームホワイトニングの効果はオフィスホワイトニングに比べるとゆっくりですので、いつまでに歯を白くしたいという期限がある場合は、オフィスホワイトニングの方がよいと思われます。




 



これに対し、歯科医院に通うことが時間的に難しい場合には、自宅で好きな時に歯を白くすることができるホームホワイトニングがおすすめです。




 



より効果的に白く、長持ちさせたい場合は、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせた方法もあります。





 




どのホワイトニング方法を選ばれるかは、皆様のご希望をうかがい、変色の程度や生活スタイルなどをお聞きしながらカウンセリングを行い、最適な方法をおすすめいたしますので是非ご相談ください。


指しゃぶりをやめさせたい・・

「指しゃぶりをしているのが気になります」 このようなご相談をよく受けます。

指しゃぶりは、乳幼児期の子供に多く見られます。

3~4歳までの指しゃぶりは発達途上でみられる生理的なものなので、問題視する必要はありません。指しゃぶりをあまり早期から奪ってしまうと、子供の心理状態に影響を及ぼす可能性も指摘されています。

4歳から5歳になって、社会とのつながりが増えてくるにしたがい、ほとんどの指しゃぶりが自然になくなっていくか、注意の言葉を伝えるだけで大半の子供は自分の意志でやめることができます。また、歯並びに影響がでていても、この年齢までに指しゃぶりをやめさせることができれば、歯並びへの影響は解消されることが多いです。

しかし、5~6歳を過ぎても指しゃぶりが続いていると、歯並びや発音などの口腔機能へ影響がでてきます。

4~5歳を過ぎても指しゃぶりが続いている時には、やめるための働きかけを行うのが望ましいです

ただ、人が習慣を変えることは簡単なことではありません。指しゃぶりを否定するのではなく、「指しゃぶりをがまんできてすごいね!」「指しゃぶりをやめたら指のタコがとれて指がきれいになるよ!」などのポジティブな声かけで後押しするように心がけましょう。

指しゃぶり防止グッズとしては指人形やマニキュアなどがありますが、指しゃぶりをがまんできたらカレンダーにシールを貼っていたり、マスクをつけて寝るのもオススメです。


妊娠中の歯科治療

女性は妊娠することで、身体的な変化だけでなく、さまざまな面でそれまでとは違う環境に置かれることになります。

お腹の赤ちゃんのことを心配し、

歯科治療を受けても大丈夫?」

「レントゲン撮影をしても大丈夫?」

「薬を飲んでも大丈夫?」

など、色々なご不安もあると思います。

 

妊娠中でも歯科治療を受けていただくことは可能ですが、原則として妊娠5ヶ月から8ヶ月の安定期以外は応急処置のみ行っております。

レントゲン撮影に関しては、地球上で私たちが浴びる1年間の自然放射線量を換算すると、部分的なレントゲン撮影で約150枚、大きなレントゲン撮影で約100枚の撮影に相当し、そこから考えるとほとんど問題ないと言えます。しかし、胎児の感受性が高い妊娠初期(~15週)は、できれば避けた方がよいでしょう。

また、基本的に、妊娠中の薬の服用はできる限り避けるべきですが、やむを得ず投薬する場合は、安全生の高いものを選択しています。

妊婦の口腔内の特徴的な症状の1つに、妊娠性歯肉炎がありますが、それが重症化し、重度歯周病に罹患すると歯周病菌の影響で早産や低体重児出産のリスクを高めることが報告されています。妊娠中は女性ホルモンの影響を受けたり、つわりでブラッシングが不十分になったりするために、歯ぐきの炎症を引き起こしやすい環境にあります。基本的には、口腔清掃により改善されるので、安定期で体調の良い時に歯科を受診していただき、お口のケアやブラッシング指導を受けられることをおすすめいたします。

いなだ歯科では、妊婦の方が安心して治療を受けていただけるよう、ストレスを感じない環境作りを心がけております。また、女医も在籍しておりますので、ご不安な点がありましたらご相談ください。

より安心して治療を受けていただくためにも、妊娠中の方で当院を受診される場合は、できましたらかかりつけの産科の先生に歯科受診の許可をあらかじめ取ってきていただければ幸いです。


口臭の原因は?

口臭には口腔内に原因がある場合と、糖尿病や肝機能障害などの全身疾患由来のものがあります。

そのうち、口臭が認められる人の約9割は口腔内に問題があるとされています。そして、その口腔内に原因がある口臭の約6割は、舌に付着する白い苔状のもの、舌苔が原因しているといわれています。

 

舌苔は全身疾患に関連して付着することもありますが、健康な方の場合でも、体調が悪かったり、不規則な生活をしていると付着することがあります。

 

舌苔とは、舌の表面に食べ物の残渣物、舌からはがれた細胞、口の中の細菌とその細菌が代謝したものが沈着してできます。この細菌の出すタンパク分解酵素により細胞が破壊され、その破壊の過程で口臭の原因物質が作られます。

 

口臭の予防には、舌苔を除去することが効果的です!

 

舌苔除去の方法としては・・・

①舌ブラシ(舌クリーナー)

奥から手前に舌ブラシで舌の表面をなぞります。舌の真ん中、右、左と1回ずつ合計3回こすったら終了です。使用は1日1回です

②口臭ケア用タブレット噛まずにできるだけ舌全体で舐めてください

③マウススプレー

お口の中の不快感を取り除き、すばやく息を爽やかにしてくれます

 

舌苔をつきにくくするには・・

①規則正しい生活を送る

②十分な咀嚼と会話で舌をしっかり使う

③ガムをかむなどして、唾液をたくさん出す

④お酒や甘味飲料をとりすぎない

アルコールの中に、口臭の原因となる成分が含まれています。

舌苔を取りすぎると舌を傷めてしまい、口臭を悪化させたり味覚障害を起こすこともあるので、ケアのしすぎは注意が必要です。


歯磨剤は使った方がよい?

歯磨きの習慣は日常の生活行動として定着してきていますが、歯磨剤の使用に関しては、使用される方と使用されない方、どちらもいらっしゃると思います。

 

ある実験で、歯磨剤を使用した群と使用しない群に分けて歯の汚れの除去効果を比較したところ、歯磨剤を使用した群の方が高い除去率を示しました。

また、歯磨剤を使用して歯磨きをした場合では、水のみで歯磨きをした場合よりも24時間後の歯の汚れの再付着が約3倍抑制されたとの報告もあります。

これらの結果から、効率的かつ効果的に歯の汚れを除去するためには、歯磨剤を適切に使用することがおすすめです☆

ただ、「泡立つ感じが好きではない」「からい味が好きではない」というお声を聞くことがあります。

歯磨剤の種類も色々とあり、泡立ちが少なくゆっくりと磨いていただけるタイプのものや、やさしいマイルドな味のタイプのものもございます。

週に1回歯磨剤を使用するだけでも、歯の着色汚れをある程度防ぐことができるようです。

 

より効率的に、そして効果的に歯の汚れを取るためには歯磨剤の適切な使用がおすすめです。

 

当院にも様々な種類の歯磨剤をご用意いたしております。味や泡立ちなど、お困りのことがございましたら、是非ご相談ください。