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プラークとは?

"プラーク"という言葉は、テレビコマーシャルでもよく耳にされているとおもいます。

 

 


 

プラークは、歯垢とも呼ばれ、白くネバネバしています。プラーク1/1000gの中には、なんと1億を超える細菌が棲みついていて、プラークはいわば細菌の塊と言えます。食後、8時間程度でプラークができるといわれ、むし歯や歯周病の原因としても有名です。



歯の表面は通常、厚さ0.1 - 1.0μmの薄い被膜、ペリクルによって守られています。この膜についたむし歯菌が食べ物の中のショ糖を使ってネバネバした物質を作り、自分たちの周りをテントのように覆い、自分たちの住みやすい環境を作っていきます。この快適な環境を求めて、歯周病菌なども加わり、プラークが成熟していきます。

 

ちなみに歯石はこの歯垢が石灰化して硬くなったものです。

 

毎日の歯磨きで、この細菌たちの住みやすい環境を積極的に破壊し、むし歯や歯周病の予防をしてお口の健康作りをしていきましょう!


喫煙と歯周病の関係

喫煙者は非喫煙者に比べて3倍以上も歯周病のリスクが高いことをご存知ですか?

喫煙は、歯周病の二大危険因子(糖尿病、喫煙)のひとつです。

タバコには三大有害物質(ニコチン、タール、一酸化炭素)をはじめ約200 種類もの有害物質が含まれています。

喫煙による影響は以下のとおりです。

強力な血管収縮作用により、歯ぐきが炎症を起こしても出血が抑えられ歯周病の症状である出血が隠されてしまうため、歯周病が気づかないうちに重症化してしまう

②傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きを抑えてしまう

③歯垢(プラーク)や歯石が歯に付きやすくなる

④組織への酸素供給を妨げ、身体の免疫担当細胞の活動を著しく低下させる

これらの結果、喫煙者では、歯周病が進行し、そればかりではなく、歯周病の治療への反応や歯周外科手術の経過が不良になる(喫煙者では25~50%程度低下)ことがはっきりしています。また、受動喫煙でも歯ぐきへの色素沈着や歯周病のリスクが高くなることがわかっています。

禁煙をすると、10年程度で歯周病への影響はほとんどなくなるとの報告があります。

禁煙をすすめることは、身体の健康のためだけでなく、歯周病の治療としても非常に有効です。


デンタルフロスって何?

歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に清掃することができず、むし歯ができやすい部分です。

デンタルフロスは、歯ブラシでは届かない、歯の側面についた歯垢や、歯と歯の間に入りこんだ食べかすを、きれいに取り除く歯間清掃用具で、欧米などの口腔疾患予防先進国ではむし歯や歯周病に対する重要な予防手段のひとつとして推奨されています。

 

 日本では、フロスを通すことへの煩わしさやうまく通せないなどの理由からデンタルフロスの普及率が低いのが現状です。


 

デンタルフロスには、大きく分けて糸のみのタイプと、ホルダー付きのタイプがあります。


 


糸のみのタイプのデンタルフロスは、指に巻きつけて使用しますが、歯と歯の間に通すのが難しいようであれば、ホルダー付きのタイプがオススメです。

 


また、デンタルフロスには、ワックス付きのタイプとワックスなしのタイプがあります。


 


デンタルフロスは細い繊維を束ねて作られており、この細い繊維がほつれないように、また、歯と歯の間に通しやすくするためにワックスが使用されています。



はじめてデンタルフロスを使用される方は、ワックス付きのタイプの方が通しやすいのでオススメですが、ワックスなしのものに比べてプラークの除去率が若干劣るので、慣れてきたらワックスなしのタイプも使用してみてください。


 

 


ホワイトニングにはどのような方法がありますか?

たばこを吸ったり、コーヒーや紅茶、ワインなどを習慣的に飲むと、歯の表面から内部にまで色素が沈着し、歯ブラシなどで磨いてもとれなくなってしまいます。ホワイトニングとは、歯の内部に取り込まれた色素を、専用の薬剤で分解、除去して歯を白くする方法です。

 



ホワイトニングには、ご自宅でご自分で行うホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。



 




    


ホームホワイトニングの効果はオフィスホワイトニングに比べるとゆっくりですので、いつまでに歯を白くしたいという期限がある場合は、オフィスホワイトニングの方がよいと思われます。




 



これに対し、歯科医院に通うことが時間的に難しい場合には、自宅で好きな時に歯を白くすることができるホームホワイトニングがおすすめです。




 



より効果的に白く、長持ちさせたい場合は、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせた方法もあります。





 




どのホワイトニング方法を選ばれるかは、皆様のご希望をうかがい、変色の程度や生活スタイルなどをお聞きしながらカウンセリングを行い、最適な方法をおすすめいたしますので是非ご相談ください。


指しゃぶりをやめさせたい・・

「指しゃぶりをしているのが気になります」 このようなご相談をよく受けます。

指しゃぶりは、乳幼児期の子供に多く見られます。

3~4歳までの指しゃぶりは発達途上でみられる生理的なものなので、問題視する必要はありません。指しゃぶりをあまり早期から奪ってしまうと、子供の心理状態に影響を及ぼす可能性も指摘されています。

4歳から5歳になって、社会とのつながりが増えてくるにしたがい、ほとんどの指しゃぶりが自然になくなっていくか、注意の言葉を伝えるだけで大半の子供は自分の意志でやめることができます。また、歯並びに影響がでていても、この年齢までに指しゃぶりをやめさせることができれば、歯並びへの影響は解消されることが多いです。

しかし、5~6歳を過ぎても指しゃぶりが続いていると、歯並びや発音などの口腔機能へ影響がでてきます。

4~5歳を過ぎても指しゃぶりが続いている時には、やめるための働きかけを行うのが望ましいです

ただ、人が習慣を変えることは簡単なことではありません。指しゃぶりを否定するのではなく、「指しゃぶりをがまんできてすごいね!」「指しゃぶりをやめたら指のタコがとれて指がきれいになるよ!」などのポジティブな声かけで後押しするように心がけましょう。

指しゃぶり防止グッズとしては指人形やマニキュアなどがありますが、指しゃぶりをがまんできたらカレンダーにシールを貼っていたり、マスクをつけて寝るのもオススメです。