デンタルフロスって何?
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に清掃することができず、むし歯ができやすい部分です。
デンタルフロスは、歯ブラシでは届かない、歯の側面についた歯垢や、歯と歯の間に入りこんだ食べかすを、きれいに取り除く歯間清掃用具で、欧米などの口腔疾患予防先進国ではむし歯や歯周病に対する重要な予防手段のひとつとして推奨されています。
日本では、フロスを通すことへの煩わしさやうまく通せないなどの理由からデンタルフロスの普及率が低いのが現状です。
デンタルフロスには、大きく分けて糸のみのタイプと、ホルダー付きのタイプがあります。
糸のみのタイプのデンタルフロスは、指に巻きつけて使用しますが、歯と歯の間に通すのが難しいようであれば、ホルダー付きのタイプがオススメです。
また、デンタルフロスには、ワックス付きのタイプとワックスなしのタイプがあります。
デンタルフロスは細い繊維を束ねて作られており、この細い繊維がほつれないように、また、歯と歯の間に通しやすくするためにワックスが使用されています。
はじめてデンタルフロスを使用される方は、ワックス付きのタイプの方が通しやすいのでオススメですが、ワックスなしのものに比べてプラークの除去率が若干劣るので、慣れてきたらワックスなしのタイプも使用してみてください。