初期むし歯とは?
「初期のむし歯があります」 こう健診の時に指摘されたことはありませんか?
むし歯というと、歯に穴があいているイメージがあると思いますが、初期のむし歯は穴はあいておらず、白く濁った色をしています。
初期のむし歯はフッ素で元通りの状態に戻せる可能性があります!が、穴があいていないからまだ大丈夫!と思っていたら進行してしまい、歯に穴があくことももちろんあるので、初期のむし歯を指摘されたら歯みがきや食生活の見直しが大事です。
<見直しポイント>
①1日3回磨いているから大丈夫!ではなく、磨き方の確認をしてもらいましょう。歯と歯の間の清掃も忘れずに☆
②だらだら食べ、だらだら飲みをしていませんか?お口のなかに甘いものがひっきりなしに存在することはよくありません。一度お口の中に食べ物が入ると歯が溶けて元に戻るまで2時間かかります。間食の回数を減らすなど、生活習慣を見直しましょう!
③歯みがきをする際は是非フッ素配合歯みがき剤を使用してください。フッ素はいったん歯に取り込まれても、口をすすぎすぎると溶け出してしまいます。せっかくのフッ素がお口から流れてしまわないように、すすぎを少なくしましょう。おちょこ1杯分の水で1回だけブクブクと歯の間をいきわたらせるようにすすぐのが理想です。
④定期健診を継続して受けてください
初期むし歯は自覚症状なく進行するので患者さんご自身で発見されることはとても難しいです。定期健診では、定期的にレントゲン撮影を行い、むし歯ができていないか、また進行していないか注意深く観察しています。
初期むし歯は進行を防ぐことができるので発見された段階でのケアがとても重要です。一緒にケアしていきましょう!