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歯ブラシ、いつ交換していますか?

今、お使いの歯ブラシ、いつから使っておられますか?
何ヶ月も使っていませんか?



メーカーが行った調査では、同じハブラシを2ヶ月以上使っている人が、6割以上を占める結果になりました。

「歯磨きをした時、歯ぐきに歯ブラシの毛先がチクチクあたるなぁ・・」

「歯ブラシの毛先が開いてきて磨きにくいなぁ・・」

それ、交換のサインです!

 

歯ブラシは使っていくうちにコシがなくなって歯磨き効果が次第に落ちたり、毛先が開いてきて歯や歯ぐきを傷つける恐れがあります。

交換のタイミングはいつがいいのでしょうか?

推奨されている歯ブラシの交換頻度は1ヶ月です。歯磨きの後、いくら洗って乾燥させたとしてもブラシの毛束の根元には菌が繁殖してきます。(3週間使った歯ブラシには100万個以上の細菌が繁殖しているそうです。それはトイレの水に含まれる細菌の量の約80倍になるそうです!!)

ブラシの背中側から見て毛がはみ出ているようであれば交換、はみ出ていなくても1ヶ月経ったら交換するようにしましょう!

 

すぐに毛先が開いてしまう方は、磨き方が強すぎる可能性があります。あまりゴシゴシ磨きすぎると歯が削れてしまい、知覚過敏の原因にもなりますので、力加減には注意が必要です。すぐ毛先が開いてしまう方は、もう少し力を控えめにして磨くようにしましょう。

ちなみに、前回交換した日を忘れやすいと思うので、「毎月1日に交換する」など、覚えやすい日を歯ブラシ交換の日にするのがオススメです♪


パウダーメンテナンスをご存じですか?

ヒトのお口の中には、500種類以上の細菌が生息していて、「バイオフィルム」と
呼ばれる膜(細菌同士が自己防衛のために集まってできるかたまり)を形成しています。
バイオフィルムによって引き起こされる感染症(病気)の代表がむし歯と歯周病なのですが、
バイオフィルムを除去するには、今のところ機械的な清掃しか方法がありません。
しかし、ホームケアによる歯磨きでは簡単に除去することはできず、うがい薬も全く相手になりません。

このバイオフィルムを除去するには、患者さん自身の日常のケアはもちろんですが、
定期的(基本的には3~4ヶ月毎)に歯科医院を訪れ、プロフェッショナルケアを受けることも不可欠です。

すでに当院のメンテナンスで体験された方もいらっしゃるかと思いますが、新しいクリーニング方法として「パウダーメンテナンス」を導入しています。



超微細なウォータースプレーと専用パウダーが歯の着色の汚れ、バイオフィルムをやさしく取り除きます。歯の表面を傷付けずにクリーニングができるので歯にも優しく、歯もツルツルになります。

先日、当院では講師の先生に来ていただき。パウダーメンテナンスの実習を行いました。スタッフみんな、気持ちいいくらい汚れがとれると驚いていました。



パウダーメンテナンスは歯を傷つけずに歯ブラシの届かない場所にあるバイオフィルムを、広範囲のパウダー噴射により除去できるのでオススメです!細かなすき間などもキレイになります♪

ぜひ皆さんもパウダーメンテナンスを体験してツルツルな舌触りを感じて下さい♪


治療費の一部が戻ってきます!!

歯科治療の治療費が医療費控除の対象になることをご存知でしょうか?

医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に家族で合計して、10万円を超える医療費がかかった場合、確定申告を行うことで支払った所得税の一部が控除され戻ってくるというものです。住民税も軽減されます。

 

<歯科治療で医療費控除が出来るもの>
• インプラント治療
• セラミックなど自費の詰め物や被せ物
• 歯列矯正
• 自費の入れ歯
• 通院のための交通費(※自家用車のガソリン代・駐車費用は対象外)
など

なお、歯を白くする目的でのホワイトニング治療、容貌を美化する目的での歯並び改善治療は対象外となります。

また、税率の高い人、すなわち所得の高い人ほど所得税の還付率がが高くなります。
家族で年間の医療費をまとめるならば、一番所得の多い方が 医療費控除 を受けるのが最も節税効果が高くなります。

医療費控除の対象となる金額は



です。



医療費控除の申告を忘れていても、5年前までさかのぼって控除を受けることができます。忘れていた方や、医療費控除の対象になることを知らなかった方は、是非申告してください。

また、領収書の添付が必要ですので、お支払いの際の領収書は大切に保管しておいてください。

詳しくは税理士や税務署の方にご確認下さい。


レーザーを使ったむし歯診断器があるのをご存じですか?

私たちの歯は、一度削ってしまうと元の状態には戻ることはありません。そして、歯は削れば削るほど弱くなり歯の寿命が縮まってしまうということをご存知でしょうか?



今までは、早期発見・早期治療の考えのもと、むし歯を発見したらすぐに治療を行うのがよいとされてきましたが、現在は、「治療の必要な虫歯」なのかの鑑別診断を行ったうえで治療を行う考えが歯科治療の主流となっています。

その治療方針をサポートしてくれるのがむし歯診断器「ダイアグノデントペン」です。



歯の面にレーザー光を照射することでむし歯の状態を数値化します。初期むし歯を発見できるだけでなく、むし歯をレントゲンや見た目だけでなく数字で客観的に診断することができ、定期的に使用することでむし歯の進行状態を把握し管理することが可能です。

痛みもなく、小さなお子様や妊婦の方にも安心してご使用いただけます。

あくまで目安ですが、



治療から管理へ!

「ダイアグノデント」を活用しながらみなさんの大切な歯を守ってまいります。

 

 

 


シーラントって何?

奥歯の溝は、歯ブラシが届かないほど深い場合があり、放置するとむし歯になる危険性があります。



虫歯予防といえば、歯みがきやフッ素などが思い浮かぶと思いますが、シーラントは、歯科用樹脂で奥歯の溝を埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。薬剤で予防をするフッ素とは違い、シーラントは物理的に歯を覆って虫歯を予防するものです。虫歯予防調査の結果では、約66%もの歯が虫歯にならなかったという結果があります。シーラントは適切に施せば虫歯予防に期待ができることがわかります。

個人個人のむし歯のなりやすさによってもシーラントの必要性は左右されますが、シーラントを検討する時期としては、
乳歯の奥歯が生えてくる時期 : 3~4歳頃
奥歯の永久歯が生えてくる時期 : 5~6歳頃
むし歯になりやすい12歳臼歯が生えてくる12歳頃
です。



<シーラント治療の流れ>
①歯の表面の汚れを取る
②歯を乾燥させる
③シーラント処置の前準備の薬を塗り、数秒おいて水で洗い、乾燥させる



 

④歯の溝にシーラント材を塗る

⑤シーラントを固めるために光をあてる



シーラント治療は保険が適用され、金額としては自己負担3割で1本約400円程度で治療ができます。麻酔は使用せず、色も白色で目立ちません。

また、いなだ歯科で使用しているシーラントには、フッ素化合物が含まれているので、虫歯菌を寄せつけない働きと、フッ素が持つ歯を強くする働きの両方が得られます。シーラントをしたあとに徐々にフッ素化合物が放出されるので、歯の強化・虫歯予防の作用を長い時間、得ることができます。

毎日食べ物を噛んだり、歯磨きをしているうちにシーラントが取れていることがあるので、定期的にシーラントがとれていないかチェックを受けましょう。

シーラントをしたからといってむし歯にならなくなったわけではないので、その上からしっかり磨いてくださいネ!