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バクテリアセラピーって何?

私達の体の中には大きく分けて、3種類の菌が住んでいます。

健康によい影響を与えてくれる「善玉菌」、病気を引き起こそうとする「悪玉菌」、普段は悪さをしませんが体調を崩したり、免疫力が低下したときに病気を引き起こそうとする「日和見菌」の3種類です。実は過半数を占める割合で生息しているのが日和見菌です。

健康な状態では、善玉菌と悪玉菌はバランスを保っています。しかし、ストレスの多い生活や運動不足、加齢などで3種類の菌のバランスが崩れると悪玉菌や日和見菌の影響を受けやすくなってしまい、健康を損なうと言われています。

しかし、悪玉菌は決して不要な菌ではありません。なぜなら善玉菌は悪玉菌と戦うことで、その効果を発揮してくれるからです。悪玉菌がゼロになればいいわけではなく、実はバランスが大切なのです。

バクテリアセラピーは、ヨーロッパで新しく誕生した予防医学です。

善玉菌をとり入れ、それを体内で増やすことによって悪玉菌を減らし、体の機能のバランスを正常に保ち、免疫力を高めることによって病気になりにくい体作りをしていくことを目的としています。

善玉菌の代表として乳酸菌が広く知られています。最新の研究により、虫歯菌や歯周病菌を減少させる乳酸菌がいることが発見されました。その乳酸菌が L.ロイテリ菌です。

その他の特徴は、

①口臭を減らす

②便秘・下痢の方の便通を整える

③胃のピロリ菌を減らす

④アレルギー症状を軽減する

⑤虫歯菌や歯周病菌に対して殺菌効果がある

⑥プラークを分解する

⑦口の中に定着しやすい

寝ている間は、唾液の量が減って、悪玉菌も増えやすくなりますが、L.ロイテリ菌を含んだタブレットを毎日就寝前15分以上なめてもらうと、虫歯と歯周病予防に効果を発揮します。

 

天然成分だけで作られているので、お子様からお年寄りの方までどなたでも安心して取り入れていただくことができます。

いなだ歯科でも今後販売を検討しています。

ご興味のある方は、パンフレットがございますので、スタッフまでお声がけください。


インレーについて知りたい!

インレーとは、下の絵のように虫歯部分の歯を削り、歯型を取って作る詰め物のことです。むし歯の大きさによって詰め物の大きさも変わっていきます。


  図1 5月マメ知識.png


ところでインレーには、さまざまな素材の詰め物があるのをご存じですか?


素材や使用状態によって、歯のインレーの耐用年数が異なるのをご存じですか?


保険診療では主に銀色の金属が使われます。金属なので 強度は強いですが、見た目が良くなく、時間の経過とともに金属が錆びてとけ出す恐れもあります。歯や歯茎の変色や金属アレルギーを引き起こす原因となることもあり、注意が必要です。


いなだ歯科では、セラミックインレーをおすすめしています。セラミックインレーは白く透明感のある材料で、ご自身の歯の色によく馴染みます自然な仕上がりをご希望の方に特にオススメです!



セラミックインレーをおすすめする理由は・・・


虫歯になりにくい


セラミック自体が劣化しないため、セラミックインレーと歯の隙間から虫歯になりにくいです


汚れがつきにくい


セラミックは表面がツルツルしているため汚れが付きにくく、清掃性がよいです


自然な仕上がりで、時間が経っても変色しない


見た目の美しさに欠かせない透明感。セラミックは金属と違ってある程度光を通すため、この透明感を出すことができます。時間が経っても変色しません。


金属アレルギーの心配がない


このように、もっとも体にやさしい治療で、自然で美しい見た目を実現できるのがセラミックインレーなのです。せっかく入れた詰め物をなるべく長く長持ちさせるために、定期的なメンテナンスを受け、お口の中を清潔に保つことを心がけましょう。


 詳しく説明した冊子もご用意しておりますので、是非お気軽にご相談ください。


キシリトールガムについて

キシリトールは砂糖と同じくらいの甘さを持ち、多くの長期的な臨床研究でむし歯予防効果が証明されている甘味料です。

キシリトールをガムやタブレットの形で一定時間以上口の中に入れると、むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を固くします。

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ところで、キシリトールガムに歯科専用があるのをご存じですか?

市販されているキシリトールガムと何が違うのでしょうか。

~歯科専用キシリトールガムの特徴~

1.甘味料としてキシリトールを100%使用

甘味料としてキシリトール以外配合されていません。

市販されているキシリトールガムの場合、キシリトール配合と書いてあっても、微量しか配合されていない場合もあるので注意が必要です。

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2.歯の主成分であるリン酸カルシウムが配合されていて、再石灰化を助けます

3.噛む力を鍛えることができる

市販されているキシリトールガムの2倍の固さがあるので、かむ力が鍛えられます

☆むし歯予防のためにキシリトールガムを購入する際は、パッケージの成分表示を確認しましょう!☆

ポイントは3つです。

1.キシリトールのむし歯予防効果を得るためには、糖質(炭水化物)中におけるキシリトール含有率が50%を超えていることを確認しましょう

図1117.png
このガムは70.7g中32.8gがキシリトールですので50%を超えていません

シュガーレス」表示を確認し、糖類が0gであるか確認しましょう

キシリトールが配合されていても、砂糖など酸が出る甘味料が入っていては意味がありません。

3.クエン酸などの酸を含んでいないもの

柑橘類などの香料が多量に含まれる場合、酸を産生する可能性があるので、配合されていないものを選びましょう。

また、キシリトールガムを効果的に取り入れるために、ポイントが4つあります。

1.1日4粒から8粒を目安に摂取しましょう

むし歯予防に必要なキシリトールの量は1日5~10gです。

歯科専用のキシリトールガムには、1粒につきキシリトールが1.3g含まれているので、1日4粒~8粒を目安に摂取しましょう。

また、1度にたくさんより、1日3~4回以上に分けて摂取してください。

2.キシリトールガムを噛むおすすめのタイミングは食後や間食後です。

食後お口の中に残った糖分や酸を唾液で洗い流すために、歯磨き前に噛むのがポイントです。キシリトールが100%配合されているガムであれば就寝前にかんでも問題ありません。

3.味がなくなっても唾液の分泌を促進するために5~15分噛みましょう。

4.3ヶ月以上毎日続けましょう!

毎日効果的にキシリトールガムを摂取し始めて2週間ほどでプラークがつきづらくなります。3ヶ月以上経つとむし歯をつくる細菌が少なくなりむし歯になりにくいお口の環境にすることができると言われています。(ただし、キシリトールガムを摂取する日としない日がある人は効果が出にくいです)

一旦むし歯をつくる菌が減れば、キシリトールの摂取をやめても定期的に摂取した期間の2倍は効果が続くというデータも出ています。(例えば6ヶ月間キシリトールを続けていた人はやめてもその後12ヶ月間はむし歯をつくる細菌が少ない状態が続くというお話です)

お口の健康を保つには日々の歯磨きや正しい食生活・定期健診を受けることが重要です。

キシリトールを摂ることでむし歯になりにくいお口の環境にすることができますが、 歯磨きの代わりにはなりません。キシリトールはあくまでもむし歯予防効果をより高める補助的なものとお考えください。

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キシリトールを生活に取り入れて積極的にむし歯予防をしていきましょう!


乳歯のむし歯について

 乳歯のむし歯はそのうち抜けるから治療しなくても大丈夫!と思っておられませんか?



乳歯のむし歯は永久歯の発育や歯並びなどに影響を及ぼすので注意が必要です。


具体的にどのような影響があるかというと、


①永久歯は乳歯のすぐ下で育っています。乳歯のむし歯が進んで歯の根に膿がたまると、すぐ下で育っている永久歯が変色したり脆く弱い歯になるなど、歯の質や形に悪影響をえることがありま



②むし歯が進行してしっかり噛めなかったり痛みがでると、食欲がなくなったり、噛まなくてすむ軟らかい物を好んで食べるようになってしまいます。その結果、栄養バランスが崩れ、健全な体の発育を止めてしまいます。また、噛むことがなくなるのであごの発育に悪影響がでやすくなります。


③むし歯で乳歯を早いうちに抜いてそのままにしていると、周りの乳歯が移動して永久歯が生えてくるスペースがなくなってしまいます。その結果、永久歯が斜めに生えたり、外側に生えたりと歯並びが悪くなってしまいます。



乳歯は永久歯と比べると歯質が弱く、厚さも2分の1程度しかありません。そのため、虫歯の進行が早く広い範囲に広がります。


子供は痛みの感覚が発達しておらず、痛みが出たり引いたりするので、子供が痛いと言っても、次の日には治ってしまい、むし歯治療を受けるのが遅れがちです。


乳歯は子供たちの成長に欠かせない歯です。


いなだ歯科では歯医者さんが怖いというイメージがつかないよう、治療の時も工夫したり、定期健診の時にプレゼントを用意するなど色々な取り組みを行っています。


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定期的に健診を受けてむし歯を予防し、むし歯ができたら早期に治療を受けるようにしましょう!


血液をサラサラにするお薬を飲まれていませんか?

 統計では、65歳以上の方の約6割が循環器系の問題を抱え、多くの患者さんが血管が詰まらないように血液をサラサラにするお薬を飲んでいるということです。


 今回は、歯科治療を受けていただくにあたって注意が必要なお薬のうち、「血液をサラサラにするお薬」についてお話ししたいと思います。


「血液をサラサラにするお薬」として知られる抗血栓薬は、名前のとおり、血栓(血の塊のようなもの)を治療するための薬です。血栓ができ血流にのって全身に運ばれ、脳や心臓の血管を詰まらせることによって起こる脳梗塞、心筋梗塞などを防ぎます。現在日本国内で100万人が服用しているといわれる大変ポピュラーなお薬です。


抗血栓薬は以下の3種類に分類されます。


①血栓溶解薬(代表的なお薬:アルテプラーゼ)


②抗血小板薬(代表的なお薬:アスピリン)


③抗凝固薬(代表的なお薬:ワーファリン)


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学会が合同でまとめたガイドラインによるとINR値(血のサラサラ度合を示す指標で、ワーファリンコントロール時に用いる)が1.6~3.0の範囲であれば,通常の抜歯で重篤な抜歯後の出血はみられず、合併症もみられないとしています。


また、アスピリンなどの抗血小板薬を休薬せずに抜歯した場合、術後出血は0~2%で発生したが重篤なものはなく、局所止血で処置が可能であったとの報告があります。


INRの数値が高い場合など、抜歯がむずかしい場合は、患者さんの体調に問題がない範囲で医科の主治医の先生に投薬のコントロールをお願いすることもあります。

「血が止まらないと困るから」と自己判断で休薬するのはやめてください。しっかりと止血処置(止血剤を抜歯した穴に入れ、傷口を縫合。処置後しばらくはガーゼをかんでいただきしっかりと止血します)をさせていただきますので、安心していつもどおりの服用を続けましょう。


初診の時にご記入いただく問診票では、他科で受診中の治療や服用されているお薬についてお聞きする項目があります。必要に応じて医科の先生と連携をとって治療をすすめていくためにとても大切ですので、忘れずにご記入ください。


また、歯科治療の内容や現在の健康状態によっては、総合病院や大学病院の口腔外科など、全身管理の設備が整った病院歯科をご紹介する場合もございますので、ご了承ください。