☆ペンシルバニア大学研修☆
遅くなりましたが、6月上旬に行ったペンシルバニア大学での研修のご報告をさせていただきます。
皆様は、ペンシルバニア大学をご存じですか?
ニューヨークから西に150キロほど離れたところにあるペンシルバニア大学は、米国及び世界を代表する屈指の名門大学として不動の地位を保っている大学です。
今回はインプラントや骨の再生療法、歯周病治療や歯の根の治療に関する講義、顕微鏡を使った治療の実習を受けてきました。
<研修1日目>
前半はフィオレリーニ先生による骨再生のお話から始まりました。
人工骨を使って失った歯のまわりの骨を再生する治療があるのですが、色々な人工骨を使った治療結果から、どの人工骨がいいのか、その他どのような材料を併用するといいのかなど、最新の情報を知ることができました。
後半は、世界的に有名なマイロン・ネビンス先生から、
「治療計画の立て方」
「インプラントと天然歯」
について学びました。
マイロン・ネビンス先生と
重度の歯周病の患者様の治療のゴールは、患者様自身がメンテナンスをしやすい環境を作る事であるという話をされていました。私も日頃よりこのことを意識し、患者様にご提案をしています。何点か質問をさせていただくことができ、貴重な機会となりました。
<研修2日目>
前半は、インプラント治療のライブオペを見ました。
講師の先生は、ペンシルバニア大学歯学部で准教授をされている日本人の先生でした。
・歯周病の重度な患者様はまずそれを軽度にしてあげないとインプラントも同じように悪くなる。
・喫煙はインプラントの予後にとってかなり悪影響を及ぼす。
・インプラント周囲の歯肉の環境を整えてあげる事がインプラントの予後にいい結果を及ぼす
など興味が尽きない話ばかりでした。
後半は、キム先生による歯の根の治療に関する講義とライブオペを見ました。根の治療の成功率を上げる器具や術式、外科的な処置について学びました。その後、顕微鏡を使った治療の実習も行いました。
世界レベルでの治療方法や考えを学び、日頃の診療で患者様の幅広い治療ニーズにお応えできるよう、基本を大切に、最先端の技術も学びながら今後も研鑽を積んでいきたいと思います。
フィオレリーニ先生、キム先生と