唾液は歯を守る 魔法の水!?
「唾液はお口の健康を守ってくれる驚きの機能を持つ働きもの」ということをご存知ですか?
唾液の主な働きは、
1.飲み込みや消化を助ける
2.抗菌作用
唾液に含まれる抗菌物質がお口の中の細菌を取り除きます
3.口の粘膜が傷がつかないように、口の粘膜を潤してコーティング
4.お口の中のpHを一定に保つ
食後に酸性になったお口の中を中性に戻そうとします
5.酸によって溶けた歯を修復する(再石灰化)
私達が食事をすると歯は食べ物の酸やむし歯菌の出す酸の作用で、カルシウムイオンとリン酸イオンが唾液へと溶け出します。この現象を脱灰といいます。溶け出したカルシウムイオンとリン酸イオンを歯に届け、修復してくれるのが唾液です。この現象を再石灰化といいます。口の中を清潔に保ってむし歯菌を追い出し、フッ素を塗布するなどして唾液の働きをパワーアップすると、初期むし歯に限ってはむし歯を修復できる可能性があります。
6.お口の中を清潔に保つ(自浄作用)
食べ物のカスや、細菌を洗い流します。
7.食べ物の味を溶かす(味覚)
これらの働きを見ると、唾液は歯を守ってくれる魔法の水と言われても納得ですよね!
セルフケアとフッ素利用、そして定期健診で唾液の力を最大限に引き出し、早期発見、予防でお口の健康作りをしていきましょう!